中だるみはなぜ起きるのか?中だるみ直後の驚きの復活法4選!
「中だるみ」と聞いたことはありますか?
聞いたことはない方でも、勉強中に中だるみを知らず知らずのうちに引き起こされています。
例えば、
- 勉強を始めてすぐは集中できているのに、途中くらいになると、集中力が下がってしまう
- 資格に合格するために勉強していたのに、途中ぐらいにやめてしまった
私自身、「すぐに集中力がなくなるな」と多くの人から言われてきました。
そんなときに、中だるみをしないためには、中だるみをしてからの復活方法を意識しただけで、中だるみすることが減り、勉強にまた集中し直すことができたのです。
今回、勉強をしているときに、中だるみを起こしてしまう原因を解説し、中だるみしたときの解決方法をご紹介します。
この記事を読むメリット
「中だるみ」とは?
勉強中に「中だるみ」が知らず知らずのうちに起きていると聞いても、「ピン!」とかない人も多いです。
例えば、
- 勉強中に、急に他のことに集中してしまい、勉強に集中できなくなる
- 勉強中に、「疲れた」と思って、勉強に集中できなくなる
- 試験までの期間が長いときに、勉強する時間があったにもかかわらず、勉強をせずにいた
勉強しているときに、一度は、中だるみをしてしまっていることはありますよね。
僕も、勉強しているときに中だるみをよくしているよ
つまり、「中だるみ」とは、勉強や試験を始めてから終わりまでの”間”。
中だるみの嫌なところは、意識して起こる場合よりも、「ふと」したときに起こることが圧倒的に多いです。「ふと」したときには、すでに中だるみが始まっています。
これじゃ、中だるみを防ぐことはできないよ
どうすれば、中だるみを防げるの?
それは、中だるみをしてしまう原因を理解して、中だるみをしてからの復活方法を理解することだよ
これから、「勉強中に中だるみをしてしまう原因と復活法4選!」を解説します。
勉強中に中だるみをしてしまう原因と復活法4選!
勉強中に、知らず知らずのうちに、中だるみの原因をしている可能性が高いと感じます。
勉強中に、中だるみをしてしまう原因は以下の3つあります。
- 長い時間勉強をしている
- 疲れている
- 衝動性に負けてしまう
勉強中に、中だるみとなる原因をしていることはありますよね。
中だるみをしてしまう原因を理解しても、勉強しているときに中だるみしてしまうことはあります。
例えば、勉強しているときに「長い時間勉強している」は解決できそうですが、「疲れている」、「衝動性に負けてしまう」の原因を理解しても、「ふと」したときに起きてしまうので解決できそうにありません。
どうすれば、中だるみをしたときに解決できるの?
それは、中だるみをしてから復活策を実行することだよ
中だるみをしないように意識しても、中だるみしてしまうことは仕方ありません。大事なのは、中だるみした後の行動。
そこで、勉強中に中だるみをしてしたときの復活法は以下の3つです。
- 短い時間で区切る
- 休憩をとる
- 「なぜ」を考える
中だるみをしてしまっても、復活法を実践することで、また集中して勉強に取り組めること間違いなしです。
それぞれ、中だるみをしてしまう原因と解決策を交互に解説していきます。
是非、1つ1つ見ていきましょう!
【原因】長い時間勉強をしている
勉強するときに、途中で「ぼー」としてしまって、勉強に集中できない
どうして、長い時間勉強をしていると中だるみしてしまうの?
それは、中盤に手を抜いてしまうからだよ
例えば、授業のときに、始めは集中できるのに、途中に勉強に集中できずに、最後に「もう終わる」と思って、また集中できる。
学生のときの自分自身の体験談ですが、経験は誰でもありますよね。
この「始まり」と「終わり」に集中できることを、「初頭効果」と「終末効果」と言います。
初頭効果と終末効果を簡単にまとめると、
- 初頭効果とは、作業を始めたときの効率の高い状態<
- 終末効果とは、作業が終わるときの最後の頑張りの状態
始めと最後は集中力が高くなりますが、間の時間はどうしても、「ぼー」としたり、違うことに目が向きやすくなってしまいます。
勉強をしているときに、「初頭効果」が発揮されてから、「終末効果」が発揮されるまでに時間が空くと、中だるみしてしまうのです。
「When 完璧なタイミングを科学する」の中で、トゥーレ=ティエリーとフィッシュバックは、若年成人の被験者に対して、切り抜いた紙の正確さを点数を付ける実験が紹介されています。
- ある形が書かれた5枚のカードを被験者に渡した。
- 絵の形は同じだけど、向きが違う絵を注意深くハサミで被験者に切り抜いてもらった
- 実験に関係していない研究員に切り抜いた5枚の紙を見せて、その正確さを1から10までの数字で採点してもらった
が書かれていたので引用します。
被験者のハサミさばきは、最初と最後は高評価を得たが、中盤の点数は下がった。「パフォーマンス基準という領域において、被験者は中間で、最初と最後に比べて、文字通り、手を抜きやすいことが判明した」。
どうすれば、中盤に手を抜かずに中だるみをしないの?
それは、短い時間で区切ることだよ
これから、短い時間で区切ることで中だるみをしなくなる理由を解説します。
【復活法】短い時間で区切る
短い時間で区切ることで、中だるみをしない理由は2つあります。
- 締め切り効果が発揮する
- 中間の時間が短くなる
それぞれ、解説していきます。
まず、締め切り効果とは、締め切りが近づくことによって、パフォーマンスが上がることです。
例えば、時間を区切ると、「この時間までに終わらせないといけない」と思うと、1つのことに集中し、ダラダラしている暇はありません。
限られた時間の中で、終わる時間(締め切り時間)を意識することにより、締め切り効果が発揮され、中だるみをしなくなるのです。
次に、長時間の勉強の時間を短く分けることで、中間の時間が短くなり、中だるみをしなくなります。
例えば、「120分」の勉強を1回で行うのではなく」、「30分」を4回行うことによって、中だるみになる”間の時間”を少なくできます。
短い時間で勉強することで、「初頭効果」と「終末効果」が発揮される間の時間が短くなることで、中だるみをしなくなるのです。
「自分を操る超集中力」の中で、
が書かれていたので引用します。
そこまでに最低限片付けなければならない仕事量と処理にかかる時間を意識し、発想が変わります。つまり、取り組む仕事が決まり、使える時間が定まると、選択肢が絞られます。その結果、ウィルパワーの寮費が減り、集中力が増すというカラクリです。
これからは、勉強するときに時間を区切るよ
【原因】疲れている
勉強しているときに、途中に疲れたと思ってしまい、勉強に集中できない
どうして、疲れていると中だるみしてしまうの?
それは、集中力を下げてしまうからだよ
実は、疲れの原因は、脳だと思われていますが、目なのです。
例えば、勉強をしているときに、目がかすんできたり、目がすぐに乾いてしまい、集中できない。
その理由は、目から情報を得るからです。
目は、脳は直接されている珍しい器官。脳が処理されている情報のうち、なんと、8割以上は、視覚からを通じて集められます。
目が疲れていると、勉強中に集中できなくなっしまうのです。
「自分を操る超集中力」の中で、目が疲れていると、
が書かれていたので引用します。
どんなにやる気があっても、目が疲れていると集中力が続きません。これは脳が疲れているのではなく、情報の入り口である目の疲れが集中することを妨げているからです。
どうすれば、集中力を下げずに中だるみをしないの?
それは、休憩をとることだよ
これから、休憩をとることで中だるみをしなくなる理由を解説します。
【復活法】休憩をとる
勉強中に休憩をとることで、集中力を回復することができます。
例えば、「疲れた」と思って、少し目を閉じると、勉強を再開したときに「思ったよりもスムーズに勉強できる」と思ったことはあるでしょう。
休憩と聞くと、睡眠や昼寝を想像しますよね。
休憩は、短くても効果があり、なおかつ、勉強中にでも簡単にできる休憩方法を2つ紹介します。
1つ目の方法は、「20-20-20ルール」
勉強をしているときに、どうしても同じ視点を見てしまいます。
そうすると、まばたきの回数が減り、ドライアイなどを引き起こしてしまうのです。
20-20-20ルールをすることで、目の問題を軽減できるでしょう!
これから、「20-20-20ルール」の具体的なやり方を解説します。
- 作業に取りかかる前にタイマーを「20分」セットする
- 勉強し始めてから、タイマーが鳴ったときに、20フィート(6メートル)離れたものを20秒間見る
- それを20分ごとにやる
20-20-20ルールをするメリットとして、眼精疲労を軽減できます。
2つ目の方法は、「パーミング」
目を開いているだけで、どんどん情報が入ってきます。
すると、目が疲れてしまい、勉強中に集中できなくなるのです。
パーミングをすることで、目の疲労を解決できるでしょう!
これから、「パーミング」の具体的なやり方を解説します。
- 両手をこすり合わせて、手のひらを暖かくする
- まぶたに手が当たらないようにくぼみを作って、両目を覆う
- 光が入らないようにして、目を開けて、1分間見つめる
パーミングをするメリットとして、目の疲労回復に繋がります。
パーミングをするときに、アイマスクをしてやるのもオススメです。私は、パーミングをするときに、アイマスクをしてやっています!
休憩をとることによって、目の疲労を回復でき、勉強中に「疲れた」と思って、中だるみをすることを減らせるのです。
「自分を操る超集中力 」の中で、
が書かれていたので引用します。
疲れによる目の機能の低下を適宜、回復させることができれば、それだけ集中力を持続させられるということ。つまり、集中力をキュアさせるうえで、目の疲れを解消することは、非常に効果的なのです。
これからは、勉強中に頻繁に休憩をとるよ
休憩中にスマホや動画を見ないように気をつけよう
【原因】衝動性に負けてしまう
勉強しているときに、スマホなどに気を取られて、集中できない
どうして、勉強の途中に急に中だるみしてしまうの?
それは、衝動性に負けてしまうからだよ
勉強をしているときに、勉強とは関係ないことが気になってしまうことはありますよね。
それだけではありません。
モノが近くになくても、急に、「明日の会議のこと」や「今日の夜ご飯」のことなど無意識に浮かんできます。衝動性に負けてしまうと、先延ばしをしたり、集中できなくなります。
勉強をしているときに、無意識の思考やモノに反応してしまい、中だるみをしてしまうことが多くなるのです。
「ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか」の中で、
が書かれていたので引用します。
多くの人を対象にした数々の研究によりわかっているのは、衝動性の強さ、そしてそれにともなう根気のなさ、自己コントロール能力の弱さ、集中力の乏しさが先延ばし行動の中核をなしていることだ。
どうすれば、衝動性に負けずに中だるみをしないの?
それは、「なぜ」を考えることだよ
これから、「なぜ」を考えることで中だるみをしなくなる理由を解説します。
【復活法】「なぜ」を考える
「なぜ」を考えると中だみるをしなくなるのは、明確な理由があるからです。
例えば、勉強中に中だみるしてしまったときに、「なぜ、勉強しているの?」と自分に問いかけることで、明確な理由が生まれます。
明確な理由を意識して、再び、勉強をすることができるのです。
明確な理由でないと、迷ったり、誘惑に負けてやることを先延ばしにしてしまったりと、集中できません。
「資格の勉強している」よりも、「昇格するために資格の勉強をしている」の方が目的意識が上がり、やる気が出てきます。
また、目的のために行動するので、誘惑にも負けることはなくなるでしょう。
勉強中に中だるみをしたときに、「なぜ」を考えることで、勉強する明確な理由ができることでやる気が出て、中だみるを防ぐことができるのです。
「やってのける 意志力を使わずに自分を動かす」の中で、
が書かれていたので引用します。
衝動的な行動は減り、誘惑にも負けにくくなり、前もって行動を計画するようになります。また、外部的な要因(「他者」「ツキ」「運命」など)にも左右されにくくなります。
これからは、「なぜ」を考えてみるよ
勉強中の中だるみ3選を紹介しました。
勉強中に起こる中だるみをしなくなります。
しかし、中だみるをするのは勉強中だけではありません。
4ヶ月後の試験や6ヶ月後の資格の試験、
つまり、期間が長いときにも、中だみるが起こるのです。
これから、「どうして、期間が長いときに中だみるをしてしまうのか?」を解説します。
【原因】期間が長い
長い期間が必要な勉強のときに、サボってしまって、ギリギリになってから焦って勉強してしまう
どうして、「期間が長い」ときに中だるみしてしまうの?
それは、中間に意欲が少なくなるからだよ
学生のときの、夏休みの宿題を思い出してください。
毎日コツコツやっていたでしょうか?
自分自身、提出期限1日前に一夜漬けでしたこと以外記憶にありません。
時間がたくさんあったのに、”ギリギリになって焦る”経験をしている人は、多いのではないでしょうか?
時間はあったのにもかかわらず、ギリギリまでやらないことを「パーキンソンの法則」と言います。
パーキンソンの法則を簡単にまとめると、時間に余裕があるのに、ギリギリになってから作業すること
時間があるのにもかかわらず、中間で中だるみをして意欲が低下し、ギリギリになって焦ってやってしまうのです。
「When 完璧なタイミングを科学する」の中で、社会科学者マフェリマ トゥーレ=ティエリーとアイェレット フィッシュバックは、
についての研究が紹介されています。
- ハヌカ(8日間続く、ユダヤ人が自らの信仰を従順を示す祝祭日)を行う200人強のユダヤ人の行動を追う
- 彼らが「キャンドルを灯すかどうかと、いつ灯すのか」について調べた
が書かれていたので引用します。
最初の日の晩、被験者の76パーセントがキャンドルを灯した。2日目の晩は、55パーセントに下がった。次の日以降、半数以下の被験者しかキャンドルを灯さなかったが、8日目の晩を迎えると、その割合は再び50パーセントを超えた。ハヌカの間、「基準の順守はU字型曲線を描く」と2人の研究者は結論づけた。
どうすれば、目標の期間が長いときに中だるみを防げるの?
それは、小さく分けることだよ
これから、「どうして、小さく分けることで中だるみを防げるか?」を解説します。
【解決法】小さく分ける
大きな目標のときに、先延ばしを防ぐこととして「小さく分ける」方法がよく使われます。
大きな目標を分けて、1つ1つのステップを簡単にすることで、取り組みやすくなるのです。
どうして、小さく分けることで中だるみをしなくなるかは、「モチベーション」が関係してます。
心理学の研究で、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは、「前に進んでいる」という感覚です。小さいステップを1つ1つ達成していくことで、前に進んでいる感覚になります。
中間地点で意欲が低下することを減らし、中だるみをしなくなるのです。
「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」の中で、テレサ・アルビルとスティーブン・クレイマーの研究が紹介されています。
が書かれていたので引用します。
「日々のささやかな進歩」こそがやる気を引き出し、高いパフォーマンスを可能にすると結論づけた。
これからは、長い期間のときに小さく分けてみるよ
まとめ
今回は、「中だるみはなぜ起きるのか?中だるみ直後の驚きの復活法4選!」をご紹介しました。
中だるみをふとしてしまったときにも、解決策を使うことで、中だるみを防ぐことができます。
最後にご紹介したポイントを下の図解でまとめました。
ぜひ、4つ方法を活用して中だるみをしないようにしましょう!