真面目だけどミスが多い人必見!仕事のミスを劇的に減らす5つの方法
「もったいない」
働いている人の中で、この言葉がぴったり当てはまるのが、真面目で一生懸命働いているのにミスが多い人たちです。
職場で態度は模範とされながらも、成果がついてこず、なかなか出世できない人は多いでしょう。
そんな出世目前の人たちが、ミスを減らして職場の信頼をより一層得る方法をご紹介します。
この方法を実行することで、職場での評価が確実に上がるはずです。
この記事では、真面目なのにミスが多い人の特徴を解説し、ミスを減らす方法をご紹介します。
まず、真面目だけどミスが多い人の特徴について解説します。
真面目だけどミスが多い人特徴3選
職場で、「あの人、真面目なのにミスが多いな」と感じたことはありませんか?
真面目で一生懸命に仕事をしているのに、ミスが目立ってしまう残念な人が必ずいますよね。
真面目だけどミスが多い人には、以下の特徴が当てはまることが多いです。
- 完璧にやろうとする
- 責任感が異常に高い
- 情報をたくさん集めようとする
真面目な人ほど、これらすべてに該当するかもしれません。
これらの特徴を一つずつ詳しく解説していきます。
完璧にやろうとする
真面目だけどミスが多い人特徴1つ目は「完璧にやろうとする」です。
どうして、完璧にやろうとすることが真面目だけどミスが多い人の特徴なの?
それは、長い時間作業してしまうからだよ
真面目な人ほど、小さなミスも許せないというプレッシャーを感じ、すべてを正確にやろうとする傾向があります。このプレッシャーが、実はさらなるミスを引き起こす原因となるのです。
例えば、完璧を求めるあまりに、小さなミスが許せず、その修正に多大な時間を費やしてしまうことがあります。
その結果、長時間労働を自らに課してしまうかもしれません。
僕も、ミスを気にして長時間労働していたよ
長時間労働をすることで疲労が溜まり、注意力が低下するため、ミスが増える可能性が高くなるのです。
責任感が異常に高い
真面目だけどミスが多い人特徴つ2目は「責任感が異常に高い」です。
どうして、責任感が異常に高いことが真面目だけどミスが多い人の特徴なの?
それは、複数の仕事を同時にやってしまうからだよ
真面目な人ほど、責任感が非常に高いです。この過剰な責任感は、時としてミスを招く原因となるでしょう。
例えば、責任感が高い人は、自分がチームやプロジェクトの成功に不可欠だと感じるため、他の人に仕事を任せることが難しくなります。
その結果、複数の仕事を自分ひとりで抱え込んでしまうことが多いです。
複数の仕事を同時に進めると、「マルチタスク」状態になってしまうかもしれません。
マルチタスクとは、複数のタスクを同時に処理する行為
例えば、メールを返信しながら重要な資料を作成するなど、集中すべきタスクが複数になってしまいます。タスクが増えれば増えるほど、集中力が分散し、本来の力を発揮することが難しくなり、ミスが増える可能性が高くなるのです。
さらに、次から次へとタスクを変えると、「注意残余」が残ってしまうかもしれません。
注意残余とは、作業から作業に変えるときに、まだ前の作業に注意力が向いていること
ミネソタ大学のソフィー・ルロワがに行った研究(※1)によれば、未完了タスクがある中で次のタスクに移ると、未完了タスクのことが頭から離れず、パフォーマンスが低下してしまう結果がわかったのです。
職場でもこのような経験があるかもしれません。
例えば、提出期限が迫っている重要な資料を作成している最中に、上司から急ぎの用事を頼まれると、重要な作業の進捗状況が気になり、注意が散漫になって入力ミスをしてしまうでしょう。
僕も、重要な作業を気にして、うっかり忘れてしまっていたよ
このように、複数の仕事を自分ひとりで抱え込むことで、マルチタスクや注意残余によってミスが誘発される可能性が非常に高くなるのです。
情報をたくさん集めようとする
真面目だけどミスが多い人特徴つ3目は「情報をたくさん集めようとする」です。
どうして、情報をたくさん集めようとすることが真面目だけどミスが多い人の特徴なの?
それは、正しい判断ができなくなるからだよ
真面目な人は、与えられた情報をすべて把握しようと努力します。
しかし、これが逆に判断力の低下を招くことがあるのです。
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授らが、ある高級食品店の試食コーナーで実験(※2)を実施しました。
試食コーナーに24種類のジャムと6種類のジャムを用意し、それぞれの売り上げにどのような差があるのかを調べた
研究によると、24種類の試食の場合に、実際にジャムを購入した人が3%だったのに対し、6種類の試食の場合は、なんと30%だったのです。
この研究結果からは、豊富な選択肢よりも絞り込まれた少ない選択肢の方が成果につながりやすいと考えられるでしょう。
僕も、情報をたくさん集めすぎてどれが良いのか分からなくなってしまったよ
多すぎる選択肢があると「決断疲れ」が発生し、決断を先延ばしにしてしまうのです。
先延ばしにすると、頭の中でその内容を無意識に考え続け、どんどん疲れていきます。その結果、判断力が低下し、正しい選択ができなくなるのです。
このように、多くの情報に囲まれると、本来のタスクの焦点を見失い、ミスが増えることがあります。
真面目だけどミスが多い人特徴3選を解説しました。
真面目なのにミスが多いのは、本当にもったいないことですよね。
そんな真面目な人でも、ミスを減らす方法を実践すれば、ミスが少なくなり、成果につながること間違いなしです。
ここからは、ミスを減らす方法5選をご紹介していきます。
ミスを劇的に減らす方法5選
ミスは誰にでも起こるものですが、最小限に抑えることができます。
ミスを減らすための具体的な方法は以下の通りです。
- ミスを通じて学ぶ
- チェックリストを作成する
- ブレイクタイムを決める
- 選択肢を少なくする
- 作業を完了する
実践するだけで、今までしていたミスが圧倒的に少なくなります。
これから、これらの方法を一つずつ詳しく解説していきます。
ミスを通じて学ぶ
ミスを減らす方法の1つ目は「ミスを通じて学ぶ」です。
どうして、ミスを通じて学ぶことがミスを劇的に減らせるの?
それは、ミスした原因が明確に分かるからだよ
どれだけ正確に進めていても、誰でも必ず一度はミスを経験します。しっかりやったはずなのにミスをすると、落ち込んでしまいますよね。
しかし、ミスをした後は、それをただ悔やむのではなく、何が間違えたのか、どのプロセスでミスが生じたのかを詳細に分析することが重要です。
ミスしたプロセスを分析するためのオススメの方法が2つあります。
- プロセスごとに分解する
- 上司にフィードバックをもらう
プロセスごとに分解する
プロセスごとに分解することで、ミスの原因が簡単にわかります。
例えば、報告書をプロセスごとに分解してみると、
- 資料を集める
- 構成を考える
- 本文を書く
- 見直し
4つのプロセスに分けれます。
プロセスごとに分解して分析することで、間違えた箇所を詳細に把握できるでしょう。これにより、どこまでが上手くいっていて、どこで間違えたのかを明確に理解できるため、修正が簡単になります。
上司にフィードバックをもらう
上司にフィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった原因に気づくことが多くなるでしょう。
例えば、重要な資料を見てもらうとき、自分で考えても原因がわからなかったのに、上司に見てもらったら「ここが間違っている」と気づいてくれることがあります。
見直して「大丈夫」と思った資料でも、自分では気づかないミスがあるかもしれません。
上司からフィードバックをもらうと、自分では気づけない部分を発見でき、修正箇所がより明確になります。
僕も、ミスを通じて学んだことで、同じミスをしにくくなったよ
ミスをしたときにただ悔やむのではなく、プロセスを分解したり、上司にフィードバックをもらうことで、同じミスを再発する確率は大幅に減るのです。
ミスを通じて原因を明確にして、ミスを減らしていくよー
チェックリストを作成する
ミスを減らす方法の2つ目は「チェックリストを作成する」です。
どうして、チェックリストを作成することがミスを劇的に減らせるの?
それは、ミスした箇所を意識できるからだよ
チェックリストは、必要なタスクを忘れずに実行するためのシンプルで強力なツールです。
ここで、チェックリストを作ることのメリットをつ紹介します。
- 事前に確認できる
- やることが明確
- シャットダウン
- アップデートできる
事前に確認できる
作業前にチェックリストを見ることで、やるべきことが一目でわかります。
事前に把握していないと、うっかり忘れてしまうことがありますよね。
事前にチェックリストを使うことで、作業中のミスを防ぎやすくなるのです。
やることが明確
作業途中でリストを見直し、完了したタスクをチェックすることで、何が終わって何が残っているのかが一目でわかります。
これにより、次に何をやるべきかが明確になり、マルチタスクを避けて一つのことに集中できるのです。
シャットダウン
完了したタスクにチェックを入れることで、そのタスクについて考えなくなります。
もしかしたら、注意残余のようにように考えてしまうかもしれません。
そうならないように、チェックを入れることで、完全に終わったと認識できるのです。
アップデートできる
作業を進めていく中で新たな問題が発生した場合、チェックリストを更新することができます。
そうすることで、新しい問題も意識するようになり、ミスが減っていくでしょう。
僕も、チェックリストを使ってから、ミスを再認識できて間違える前に気づくことができたよ
このように、チェックリストを作成することで、過去にミスをした箇所や新たに発生したミスを意識して気をつけることができ、自然とミスが減っていくのです。
これからも、チェックリストを使ってミスを減らしていくよ
ブレイクタイムを決める
ミスを減らす方法の3つ目は「ブレイクタイムを決める」です。
どうして、ブレイクタイムを決めることがミスを劇的に減らせるの?
それは、集中力や注意力を回復・持続させることができるからだよ
ブレイクタイムを聞いたことがありますか?
ブレイクタイムとは、長時間一生懸命に勉強や仕事をした後に、少しの間休む時間
ブレイクタイムを取り入れることで、集中力が回復し、注意力を持続させることがわかっています。
ブレイクタイムを効果的に取り入れる方法として、「パワーナップ」がオススメです。
パワーナップとは、短い時間(だいたい10分から20分)だけ休憩を取る方法
「自分を操る超集中力」の中に、パワーナップをすることで得られる効果が書かれています。
15〜20分のパワーナップは、夜の3時間の睡眠に匹敵し、回復した集中力や注意力は150分持続します。
15~20分のパワーナップをすることで、ミスを格段に防ぐことができるでしょう。
また、ハーバード大学のフランチェスカ・ジーノと2人のデンマーク人研究者は、デンマークの生徒200万人の4年分のテスト結果を調査(※3)したところ、テストの前に20〜30分の休憩を取ってからテストを実施したところ、成績が上がることがわかりました。
また、休憩を取ることで、1時間遅くなるにつれ点数は少し低下するよりも、点数が上がったのです。
さらに、休憩を取ることで成績が向上し、その効果は以下のような影響に匹敵します。
- 世帯収入が1900ドル増える
- 親の教育期間がほぼ2ヶ月分
- 学校に19日分多く授業を受ける
この研究から、休憩を取ることでミスが大幅に減り、成績が向上することがわかりますよね。
僕も、ブレイクタイムを取り入れてから、疲れがあまりない状態で取り組むことができたよ
このように、ブレイクタイムを取り入れることで、失われた集中力や注意力を回復させ、作業に取り組むことができます。その結果、ミスが自然と減っていくのです。
休むことは必要なことだとわかったよ
これからは、ブレイクタイムを頻繁に取り入れるよ
選択肢を少なくする
ミスを減らす方法の4つ目は「選択肢を少なくする」です。
どうして、選択肢を少なくすることがミスを劇的に減らせるの?
それは、目の前のタスクに集中できるからだよ
選択肢を少なくすると、注意力が集中し、正しい判断がしやすくなります。
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授とスタンフォード大学のジョナサン・レバブとの共同研究で、ドイツの大手自動車メーカーと実験(※4)を行いました。
同じ型の車を購入する消費者を2つのグループに分けました
- 1つ目のグループは、8つのオプションの中から選択肢が多い順に選んでもらう
- 2つ目のグループは、8つのオプションの中から選択肢が少ない順に選んでもらう
どちらのグループが出来た車に対して満足度が高いかを調べました。
実験の結果によれば、出来上がった車に対する満足度は、選択肢の多い順で選んだグループよりも少ない順で選んだグループの方が高いことがわかりました。
つまり、選択肢を最初から多く集めるよりも、少ない選択肢から決めることで、選択を先延ばししなくなるのです。選択を先延ばししないと、決断疲れが減り、正しい判断ができるようになります。
さらに、少ない選択肢から選ぶことで、一度選択したことについて考える必要がなくなり、次の選択肢に集中できるようになるのです。
僕も、目の前タスクに集中できるようになって、ミスがかなり減ったよ
選択肢を少なくすることで、注意力が集中しやすくなり、選択に集中できるため、ミスが減っていきます。
選択肢を少なくすれば集中できるようになるのは驚いたよ
これからは、選択肢を少なくして集中して取り組むよう
作業を完了する
ミスを減らす方法の5つ目は「作業を完了する」です。
どうして、作業を完了することがミスを劇的に減らせるの?
それは、終わってないタスクを無意識に考えなくなるからだよ
前の作業を完了してから次の作業に移ることで、注意が次の作業に完全に移ります。
ミネソタ大学のソフィー・ルロワがに行った研究(※5)の結果によると、完全に終わってから次のタスクに移ったグループは、パフォーマンスは高く、次のタスクに完全に注意力を向けることができることがわかりました。
このことから、タスクを完全に終了してから次のタスクに切り替えると、完全に注意力が次のタスクに移るのでミスが少なくなるのです。
そこで、タスクを完全に終了してから次のタスクに移るためのオススメな方法があります。
それは、「アイビリー・メソッド」です。
アイビリー・メソッドとは、1つの作業が終わるまでは次の作業をしない方法
アイビリー・メソッドの具体的なやり方は、以下の通りです。
- やるべきことを書き出す
- やるべきこと順に番号をふる
- 順番に従ってやる
- 終わらない場合、次の日に1から始める
この方法で大事な条件は、「絶対にやっていること以外やらない」ことです。
この条件を守ることで、無意識に終わっていないタスクを気にせず、目の前のタスクに集中できます。
僕も、アイビリー・メソッドを使ってからは、複数のタスクを考えず、1つのタスクに集中できるようになったよ
作業を完了することで、マルチタスクや注意残余をしなくなるので、ミスを減らせることができるのです。
作業を完了することはかなり大事だと感じたよ
これからは、作業を1つ1つ終わらせるよ
ミスを劇的に減らす方法5選を紹介しました。
これらの方法を実践することで、これまで頻繁に起こしていたミスをほとんどなくすことができます。
「真面目なのにもったいない」と思われていた人が、「あの人のようになりたい」と模範とされる人に変わること間違いありません。
これからは、本来の真面目さが生かされ、期待通りの成果を上げることができるでしょう。
まとめ
この記事では、「真面目だけどミスが多い人必見!仕事のミスを劇的に減らす5つの方法」というテーマで、具体的なミスを減らす方法を詳しく紹介しました。
職場で真面目なのにミスが多かった人も、これらの方法を実践することでミスを最小限に抑え、本来のパフォーマンスを発揮できます。
これらの方法は研究論文などで有益な裏付けがあるので、自然とミスが減っていきます。
ぜひ実際に試してみてください!
ミスを減らす方法は、研究論文などかなり有益な裏付けがあるので、自然とミスが減っていくので、実際に試してみましょう!